先日、インテックス大阪で開催された、「教育ITソリューション展」と同時開催の総務、人事、経理関係の展示会に足を運んできました。
この手の展示会では、
現在どのような商品開発が行われているのか
何が売れているのか
どの会社が活躍しているのか
などなど、その業界のトレンドがざっとつかめます。
そして、何よりいいのが、各社の現場の人の話が聞けることです。
これが非常に貴重です。
同じ商品ひとつとっても、企業によって売り方も違い、そして、導入する側の企業もそれぞれに対応が違います。
売る方は「自社製品のいい点をアピールして売る」わけですが、売られる側の企業にとっては、そのいい点だと言われる特長が逆にマイナス要素だったりするわけです。
そのあたりのことは、それぞれの企業によって考え方や求めるものが違うので、同じ業界だからといって、同じ売り方は通用しません。
どんな製品がどんな企業で受け入れられているのか?
その製品が売れる理由は何か?
逆に売れない理由は何か?
このあたりの話は、現場の生の声でないとわかりません。
例えば、次のような製品がありました。
大手オフィス家具メーカーが展示していた製品です。
大きなディスプレイ(パソコン画面)で、テーブル状になっているものを想像してもらえるといいです。
大きさでいうと、少し余裕のある4人掛けのテーブルといったところでしょうか。
この画面を複数のメンバーで見ながら、色んな資料となる情報を複数のウィンドウで開きながら、あ~でもない、こ~でもないと皆で話しながら、ミーティングを進めることが出来ます。
開いたウィンドウは、指でスワイプするように目当ての人の方に流すことが出来ます。
その画面に手書きでメモを書いたりして、また次へと回す、というような使いかたが出来ます。
この製品には、結構人が集まってきます。
画面上を開いたウィンドウが右から左へ、左から右へとさくさく動いていきます。
飛んでいくといった表現の方が近いかも・・・
目の前を通る人がこれに気が付くと、「おっ!」となって、近寄ってきます。
そして、少し触ってみて、「おーっ、面白い」となります。
ここで質問が出ます。
「これいくらするんですか?」
さすが大阪です。(笑)
さて、おいくら万円だったかというと・・・
「350万円」でした。
ここで集まっていた人から、「う~ん」という唸り声が出て、誰からともなく「はい、解散!!」という感じで、人は移動していきます(笑)
この製品、特に目新しいものではありません。
大きなパソコンを寝かしただけ、という感じのものです。
現にその会社の方も単なるパソコンを寝かしただけです、とおっしゃってました。
タッチパネルのパソコンが当たり前になった今では、技術的な新しさはありません。
しかし、現実の製品として、大きくして、テーブルにして目の前で触れるとなると、何か新しいものを感じるものです。
あとは値段でしょうか。
100万円になったら、導入する会社が増えるのではないでしょうか・・
この話だけでも長くなりますね(笑)
続きはまた・・